スペースX、スターシップV3の初飛行を直前で中止
米スペースXは21日、テキサス州スターベースで予定したスターシップV3の初飛行を直前に取りやめた。開発中の大型宇宙船で、同社のダン・フート氏は生中継で「新型機、新しい発射台で多くを学んでいる」と述べ、翌日の再挑戦を見込んだ。
起こった背景
今回の試験飛行は、11回の試験を重ねた後の第12回で、スターシップV3の公開デビューになるはずだった。テキサス州スターベースから打ち上げる計画で、米航空当局の制限時間内に実施する段取りだった。
ただ、打ち上げ40秒前で一時停止が入り、その後に技術上の問題で中止となった。現地ではフート氏が発射台下の冷却装置が停止を引き起こしたと説明した。
再挑戦の条件
スペースXは、スターシップV3の打ち上げを直前で中止した。技術的な問題が、離昇の直前に発生したためだ。ダン・フート氏は生中継で、翌日にも再び飛行を試みられる見込みだと述べた。
この日の打ち上げ予定は、第12回目の試験飛行として、現地時間午後6時30分から90分のウィンドウで設定されていた。
初飛行の意味
重要なのは、今回がスターシップV3の初打ち上げだったことだ。スペースXは、これまでのシステムとは異なる新しいロケットと新しい発射台について、初めて実行するなかで学んでいるとしている。
また、この試験飛行は、スターシップV3の今後の開発に向けた重要な節目と位置づけられている。次の打ち上げ機会があれば、同じウィンドウが維持される見込みだ。
今後の見通し
スペースXは1~3ヶ月のうちに、再挑戦を重ねながら地上装置の修正を優先すると予想される。最初の数回は打ち上げよりも、停止原因の再発防止を確かめる動きが中心になる可能性が高い。成功すれば、V3の量産前提が一段進む。
ただ、同じ不具合が続けば、次の飛行計画はずれ込む可能性がある。NASAが見ている有人月探査の工程にも、社内の修正速度がそのまま影響するためだ。再挑戦で地上系の問題を解ければ、スターシップV3は開発の節目を越える。








