米上院、イラン戦争継続を再び拒否 共和党内に亀裂拡大
何が起こったか
米上院は水曜日、イランでの戦闘を止める法案を再び否決した。採決は50対49だった。アラスカ州(米国)のリサ・ムルコウスキ上院議員は共和党離れを示し、民主党に同調した。メイン州(米国)のスーザン・コリンズ氏とケンタッキー州(米国)のランド・ポール氏も賛成に回った。
起こった背景
戦闘は2月下旬に始まった。民主党は以来、戦争権限を制限する採決を重ねてきた。水曜日の採決で、民主党の試みは7回目だった。トランプ大統領は60日以内に議会承認を求めず、戦闘を継続してきた。共和党内では、作戦の目的や費用、時期を示さない姿勢への不満が強まっている。
議会と大統領の対立が強まるのか
米国議会上院は、イラン戦争を止める動きを再び退けた。だが、共和党内の足並みは乱れ始めている。アラスカ州(米国)のリサ・マコウスキー上院議員が、民主党側に回って採決を支持した。メイン州(米国)のスーザン・コリンズ上院議員やケンタッキー州(米国)のランド・ポール上院議員も同調していると伝えられている。
一方で、ペンシルベニア州(米国)のジョン・フェターマン上院議員は、共和党側に同調して反対した。採決は否決されたが、共和党内で大統領の対応への不満が広がっている構図が見える。マコウスキー氏は、議会が戦闘の目的や費用、期限を把握できていないと批判している。
これって何が重要?
焦点は、軍事行動の続行を大統領だけで決められるのか、という点にある。議会が権限を主張すれば、対外強硬策にも歯止めがかかる。逆に、大統領主導が続けば、議会の統制は弱まる。これは国内政治だけでなく、イランとの交渉や停戦の行方にも影響する。
共和党内の割れ目も重い。上院での反対が増えれば、今後の採決や予算審議にも波及しやすい。戦争への支持が弱いままなら、大統領は政策の説明責任を強く求められる。市場も、戦闘長期化による不透明感を警戒しやすい。
今後の予測
今後1〜3ヶ月は、議会での再採決が続くと予想される。可決まではなお遠いが、共和党内の反対が増えれば、上院の空気は変わる。大統領は停戦や攻撃再開の判断で、より細かな説明を迫られる見通しだ。
読者が注視すべきなのは、停戦期限の延長と、議会の採決数である。どちらかが崩れれば、軍事衝突が再燃しやすい。イラン側の反応も含め、短期間で情勢が動く可能性がある。








